ねりまの川

 灌漑(かんがい)用として、また宗教的行事の場として、人の生活や文化と密接に結ばれていた川も、戦後の急速な都市化によって、単に災害や公害の元凶としてしか理解されなくなりました。しかし、自然と人との共存を目指そうとする現在、再び川は見直されようとしています。
 川と、その流域に住んだ人々の生活の変遷を通して、「ふるさとねりま」の原点の姿を再現することは、今や大きな意義があるといえます。
 こうした観点から、「ねりまの川 その水系と人々の生活」を連載します。